結論から申し上げますと、どちらの見解も間違いではありません。
ご友人がおっしゃる保健師さんの見解も、WARAリズムが伝えたいことも、「子どもの発達を総合的に捉えている」という点では、根本的に同じことを言っております。
結論から申し上げますと、どちらの見解も間違いではありません。
順序が異なって見えるのは、「発達をどの視点から捉えるか」の違いによるものかと思います。
【WARAリズムが重視するのは「体幹の土台作り」】
WARAリズムは、赤ちゃんが獲得していく「姿勢」の変化、特に「体幹を鍛える過程」を重視し、発達の順序を「体幹の安定 → 姿勢の確立 → 移動」と捉えています。 WARAリズムでいう「四つ這い位」は、単に移動する前の段階ではなく、重力に抗して頭やお腹を持ち上げる「体幹を鍛える過程」そのものを指します。この四つ這い位で体幹が安定し、ロッキング(その場で体を前後に揺らす重心移動の運動)を学んだ結果として、手を離しても安定する「自力のお座り」ができるようになります。 つまり、WARAリズムでは「四つ這い位」が「お座りを可能にする土台」であると考えています。
【従来の教科書的な見解】
一方、一般的に着目されるのは、移動手段や安定した姿勢の出現順です。そのため、「お座り」と「四つ這い」がほぼ同時期に獲得される、あるいは移動能力としての四つ這いの方が少し早く獲得される、とされることがあります。
WARAリズムでは、「姿勢が取れるようになること(四つ這い位)」が、「座る(お座り)」や「移動する(四つ這い)」能力を支える土台と考えているため、このような順序になります。
お座りの獲得時期について。WARAリズムでは四つ這い位→お座り→四つ這いとなっておりますが、 保健師から「四つ這いの後、お座りである」と言われました。発達の順序の考え方は変わるのでしょうか?
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