4章の「実際に目に見える運動発達の形としては、綺麗な階段を登っていくのではなく、お座り前後から螺旋状に進んでいく場合があります」という言葉について、運動経験が階段で書かれていますが、発達が前後しても13個の運動がしっかりと量を繰り返し経験できたら良いのでしょうか。それとも、できるだけこの運動プログラム通りに過ごせるようにアプローチした方が良いのでしょうか。
どちらも大切な視点だと思います。階段の図は、体幹機能を獲得していく自然な運動発達の過程を分かりやすく説明したもので、できるだけプログラム通りに過ごせるようにアプローチするのが理想的です。しかしながら、ご存知の通り、実際の運動発達は、様々な環境要因が影響し合いながら、螺旋状に発展していくもので、教科書通りにはいきません。ひとつひとつの運動には歩行までに必要な機能を獲得する目的がありますので、発達が前後したとしても、13個の運動は繰り返し経験できるよう、長いスパンでサポートしていきましょう。
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