うつ伏せの観察ポイント

今日のご質問は赤ちゃんのうつ伏せについて。

「うつ伏せは、いつからするものなんですか?」
「うつ伏せにすると、決まって泣いてしまいます」

特に月齢の小さい赤ちゃんのママからは
うつ伏せのタイミングや促し方について疑問の声が寄せられます。

そこで今日は、うつ伏せが苦手な赤ちゃんへのサポートについてご紹介します。

まず、発達学上、うつ伏せ姿勢はとても大事な経験と言えます。
なぜなら、うつ伏せは、「歩行」の原点だからです。

うつ伏せで重力に対して「自分の体を支える」という体験をいっぱいすることで
首すわりを促し、その後のハイハイ、お座り、歩行へと繋がっていきます。

赤ちゃんの発達には決まった順番があり、
うつ伏せは、まさにその始まりとなる大事な運動なのです。

できれば、1ヶ月検診頃から日常的に取り入れていきたい運動ですが、
なかには、うつ伏せが苦手な赤ちゃんもいます。

そんなときは、ぜひこんなサポートをしてみてください。

 

①仰向け⇔横向き⇔うつ伏せのルートを教えてあげよう

⇒うつ伏せ姿勢が嫌で泣いちゃう原因として意外と多いのが、抱っこされて床に降ろされるケース。
床が急に近づいてくるので、うつ伏せが怖くなってしまう赤ちゃんもいます。
そこでおすすめなのは、仰向けから寝返りのように、うつ伏せ姿勢にしてあげること。
こうすると、安心してうつ伏せになってくれる赤ちゃんが多いですよ。
何より、赤ちゃんが自分でうつ伏せになる方法を身に着けることができます!

 

②ママの胸の上からスタートしよう

⇒それでもちょっと怖いな…という赤ちゃんは、ママの胸でうつ伏せになってみましょう。
ママと一緒だと安心してチャレンジしてくれるかも!
お顔や目を合わせて楽みながらやってみましょう。

 

そのほかにも
うつ伏せ姿勢の基本ポジションや促しやすい床環境などの観察ポイントがありますが、

まずは「うつ伏せ」を心地よく受け入れられるかどうか
ママとの楽しい時間のなかで少しずつ慣らせてあげてくださいね。

インスタライブでは、ねんね期におすすめのWARAリズムのうつ伏せ遊びを紹介をしています。
こちらも是非、ご覧ください。

「ねんね期におすすめのうつ伏せ遊び」
WARAリズム一問一答インスタライブ

 

 
WARAリズム普及委員会は、千里金蘭大学(生活科学部児童教育学科 岸本みさ子准教授)と運動あそびを通して行う乳幼児期の身体づくりについて共同研究を行う準備をしています。
 
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