足の内側を床につけ、足先が外に向くようなハイハイは、股関節がまだ発達段階にある赤ちゃんに一時的に見られる姿勢で、「ワイドベース」と呼ばれることもあります。これは、足をハの字のように開き、太ももを十分に閉じることができていない状態です。一般的に考えられる要因としては、筋力の弱さや股関節の可動性の低さなどが挙げられます。
こちらは、成長の様子を観察していくことが重要です。例えば、ハイハイのスピードや移動のスムーズさはワイドベースのハイハイによって、移動が著しく遅かったり、ぎこちない動きが見られたりしないか。歩き始めの様子として、ハイハイの仕方が、その後の歩行に明らかに影響を与えているような(極端な内股や外股など)が見られないか。
サポートとしては、股関節周りの筋力を高め、正しい使い方を促すことが大切です。WARAリズムでは具体的に、以下のようなアプローチをしています。
①股関節の可動性を高める運動
「もちつき」のように、赤ちゃんの両足をそろえて屈伸させる運動は、骨盤帯と股関節の連携を促し、足を閉じやすくする効果が期待できます。
②環境で誘導
狭幅のハイハイレーンを作ることで、自然と太ももを閉じるハイハイを促し、股関節周りの筋肉を意識しやすくします。
もし、ハイハイの仕方が大きく変わらない、あるいは歩き始めの様子で気になる点が見られた場合は、念のため小児科医や理学療法士などの専門家にご相談されることをお勧めします。
足の内側を床に付け、足先が外に向くお子さんもいます。ハイハイするお子さんの足の向きはサポートしてまっすぐになるようにする方がいいですか?それとも個性ととらえて様子を見る方が良いのでしょうか。外股?ハイハイだとその後の歩行等に影響が出るのでしょうか。
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